ハウスクリーニング事業

生活スタイルの変化

「清掃・お掃除は一家の主婦がやるもの」という、固定概念が日本の時代背景にありましたが、近代の生活スタイルは、昔とは比べ物にならないくらい激変しました。

ハウスクリーニングのニーズが増加したのは、女性の社会進出、少子高齢化、夫婦共働きなど、現代の日本社会の変化の裏で、必然的に必要とされてきたからだと思います。

高齢化

高齢者人口は今後2020年まで急速に増加し、その後はおおむね安定的に推移する一方、総人口が減少に転ずることから、高齢化率は上昇を続け、2015年には26%、2050年には35%に達したあとも更に増加し続け、2050年には40%に達すると推計されています。

このような背景の中、高齢者にとって一部の家事は体力仕事であり、自身ではできないことから、ハウスクリーニングを依頼するといったニーズが高まっています。

女性の社会進出

アメリカの人材情報会社サラリー・ドット・コムの試算によると、主婦がこなす家事労働は年俸約1200万円に相当し、主婦業の労働時間は週92時間とも言われています。

女性の社会進出により、このような時間が確保できなくなってしまった女性は、ハウスクリーニングを利用する機会が増えています。

建物の高層化と地下世界の拡大

東京を例にとってみると、『ヒト』 『モノ』 『カネ』が一極集中する、世界に類を見ない都市です。

2012年には、新東京タワー『東京スカイツリー』が完成し、渋谷の都市開発も始まります。そして、2025年にはリニア新幹線が開通する予定です。さらに、もし2016年に東京でオリンピックが開催されることが決まれば、ますます東京はモンスターのように膨れ上がっていくことでしょう。

このように日本の都市はこれからも開発が進み、人が流れてくることで、住むところを必要とします。住居があるところには賃貸の入退去清掃などのハウスクリーニングのニーズは必ずあります。

今後もこのような流動的な人の移動が頻繁に行われることが、容易に想像できます。ハウスクリーニングの需要はこれからもまだまだ続くと思われます。

居住空間の快適化

近年、住空間に対する快適さを求める動きが活発化しています。汚れを落とすのでなく、汚れを予防する為の施工を依頼されることがかなり多くなりました。

例えば、『フッ素コート』 は設備製品が持つ自然なツヤと滑らかな感触が長期間持続し、製品寿命も伸ばし、また、抗菌剤を配合しているのでカビの繁殖を抑えます。製品が新しいうちに施工するのがもっとも効果的です。

また、『光触媒抗菌コート』 は、抗菌・防カビ・消臭効果がありますので、タバコ臭、ペット臭、体臭の予防や空中浮遊菌などを吸着分解し安心して住まいの空気を吸えます。

ハウスクリーニングは汚れてからではなく、汚れるのを予防する市場も開拓しているのです。